株主の皆様には、平素より温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。当社は、2021年3月期の決算を発表いたしましたので、ご報告申し上げます。

 

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による社会活動の停滞に伴って個人消費が弱含みとなる厳しい面も見受けられましたが、通期としては緩やかに持ち直しつつある傾向が見られています。

当社グループが属する業界におきましては、自然災害のリスクに備えるため、災害対策及び国土強靭化に取り組む必要性が叫ばれ続けており、公共投資は底堅く推移しております。このような環境の中、当社グループはこれらに関連する事業の営業体制を強化し、総力を挙げて受注の確保に努めました。

当連結会計年度の業績につきましては、売上高は37,763百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は5,290百万円(前年同期比39.6%増)、経常利益は5,635百万円(前年同期比42.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,759百万円(前年同期比60.9%増)となりました。

 

セグメント業績を示すと、次のとおりであります。

コンクリート事業

期初においては新型コロナウイルス感染症の影響によって一部に出荷の遅れがあったものの、徐々に持ち直す傾向が見られました。また、低採算の性製品の取り扱いを一部見直するとともに、高付加価値製品の営業活動に注力したことから、利益の向上を実現いたしました。これらの結果、売上高は前年同期比0.6%増の28,539百万円、営業利益は前年同期比35.6%増の4,885百万円となりました。

パイル事業

Hyper-ストレート工法及び節杭を用いたFP-BESTEX工法をもとに、当社グループが優位性を有する地域に営業活動を集中することによって、運送費の削減及び人員合理化による労働生産性の向上を図っております。しかしながら、販売量の減少を十分に埋めるまでには至らず、売上高は前年同期比36.0%減の2,892百万円、営業利益は前年同期比42.3%減の73百万円となりました。

防災事業

山間部における落石及び土砂災害対策が急務となっていることから、当社グループは実物実験による研究開発にいち早く取り組み、品揃えを多様化することで、市場におけるシェアを確保しております。当連結会計年度においては、高付加価値製品の出荷が堅調に推移し、売上高は前年同期比2.1%増の4,170百万円、営業利益は前年同期比10.6%増の1,173百万円となりました。

その他事業

新型コロナウイルス感染症の影響によって不動産賃貸市場は不透明感があるものの、賃貸収益は堅調に推移しました。また、コンサルタント事業(コンクリートの調査診断試験事業)がセグメント業績に貢献し、売上高は前年同期比6.0%増の2,161百万円、営業利益は前年同期比24.8%増の458百万円となりました。

株主の皆様におかれましては、今後とも何卒よろしくご支援ご協力賜りますようお願い申し上げます。

 

2021年5月
代表取締役社長 土屋 明秀