グループ会社のベルテクス株式会社と、福井大学が共同研究を実施している「エネルギー杭を用いたライニング式地中熱空調システム」が、福井大学工学部100周年記念館の実証実験用の空調システムとして採用されました。
このシステムは、地中熱を利用して建物の空調を行うもので、環境に優しく、エネルギー効率が高いことが特徴です。
基礎杭の中空部にライニング材を挿入し、その中に貯水して、その水を熱媒体として活用することで、地中熱を利用した空調を実現しています。
このシステムの導入により、建物の消費電力や地中温度などの実証データを取得し、地中熱の利活用の発展に寄与することが期待されています。
令和6年11月11日には、「福井大学工学部100周年記念館」のお披露目会が行われました。
この記念館は、福井大学工学部の創立100周年記念事業の一環として計画・建設され、100周年ホールや学生の自習スペース、共同研究のための打ち合わせスペースなど、多目的に利用される予定です。また、福井大学工学部の歴史と成果を振り返り、未来への発展を目指す象徴的な施設としての役割も担っています。
福井大学工学部100周年記念館
透明な床で空調配管を公開